僕は現在大学生なのですが、よく「他人と比べること」で疲れてしまいます。
「他人と比べること」に疲れ、悩んでいた時に、たまたま手に取った本「超訳 ブッダの言葉」が僕の人生を変えてくれました。
この記事では、僕の人生を変えてくれた本「超訳 ブッダの言葉」について紹介します。
「超訳 ブッダの言葉」とは
「超訳 ブッダの言葉」とは、シンプルに切り詰められた、核心をズバッと突くブッダのメッセージを、小池龍之介さんがシンプルに編集し、まとめたものです。
見返しの部分には次のようなことが書かれています。
うっかり心が弱まって、くじけそうになってしまったとき、すこぶるシンプルに切り詰められた核心を突くブッダのメッセージは、凛々とした勇気を吹き込んでくれます。
「よし。もう一回、ゼロからフレッシュにやり直そうかな」と。
肩肘はいらない素直な心でページをめくってくださいますなら、きっと毎回読むたびごとに新たな風が心に吹きわたり、良き方向へと背中を押してくれることでしょう。
[voice icon=”https://pbs.twimg.com/profile_images/1047973226456866817/cGqbkorG_400x400.jpg” name=”マーくん” type=”l”]とにかくシンプルに、人生をより良い方向へと向かわせてくれる1冊です。[/voice]
「超訳 ブッダの言葉」は12種類のテーマ
「超訳 ブッダの言葉」には、12種類のテーマ、190の言葉があり、その全てがシンプルにまとめられています。
テーマは下の12種類。
[box class=”white_box”]一 怒らない
二 比べない
三 求めない
四 業(カルマ)を変える
五 友を選ぶ
六 幸せ(ハピネス)を知る
七 自分を知る
八 身体(からだ)を見つめる
九 自由になる
十 慈悲を習う
十一 悟る
十二 死と向き合う[/box]
この12種類のテーマに関連した、190の言葉がシンプルに並んでいます。
「超訳 ブッダの言葉」内容紹介
ここから「超訳 ブッダの言葉」の内容を紹介したいと思います。
ただ、12のテーマ、190の言葉全てを紹介することは不可能です。。
なので、この記事では、「他人と比較してしまう人」にとってより参考になる「二 比べない」のテーマの5つの言葉を紹介したいと思います。
言葉①「誰々の」を忘れるハピネス
「この考えは僕のオリジナルさ」
「これはあの人の発想だ。負けたなぁ」
「これはあいつの意見だ。けなしてやろう」
これら「誰々の」という狭い見方をすると、君の心は、我他彼此(ガタピシ)と苦しくなる。
「自分の」。「他人の」。
このふたつを君が忘れ去ったなら、仮に何も持っていなくても、しあわせな心でいられるだろう。
人間はどうしても「誰々の」という考えで物事を判断してしまいます。
この見方では、心が円滑に、うまくいくことはありません。
[voice icon=”https://pbs.twimg.com/profile_images/1047973226456866817/cGqbkorG_400x400.jpg” name=”マーくん” type=”l”]「誰々の」という発想がなくなると、自分・他人という狭い2つ以外の選択肢を得ることができるのですね。[/voice]
言葉②他人からの評価による快不快は、しょせん幻
他人から批判されたりマイナス評価を受けたりしても、「どうせ自分なんて…」と、劣等感を刺激されてうろたえることのないように。
他人から褒められたり賞賛されたりしても、「やっぱり私って能力があるでしょう、やっとわかってくれた?」とばかりに、鼻持ちならぬ優越感を刺激されて傲慢になることのないように。
他者からの評価により生じる快・不快など、脳内で生み出される幻にすぎない。
ゆえに、褒められたいというケチな欲望を取り除き、貶されるのはいやだという怒りを取り除くこと。
他人からの評価で感情を動かされる人は多いはず。
特に、他人と比べてしまう人は、大きな劣等感を感じると思います。
でも、そこで生じる快・不快はしょせん幻なのです。
[voice icon=”https://pbs.twimg.com/profile_images/1047973226456866817/cGqbkorG_400x400.jpg” name=”マーくん” type=”l”]「褒められても傲慢にならないように」ということも大切です。[/voice]
言葉③人と張り合わない
褒めてもらえて、脳内に快感物質がビュンビュン放出されたとしても、その快楽は一瞬で終わる。つかのまの自慰のようなもの。心の安心感を得るには役立たない。
言い張ることの成果はしょせん、「いやがられること」と「褒められて自慰すること」のたった二つだけ。
この法則をわきまえて、人と張り合わないことこそが安らぎと知ったなら、言い合いなんかしないように。
他人と比べてしまう人って、心のどこかに「相手に勝ちたい」という思いもあるはず。
けど、この結果残るのって「いやがられること」と「褒められて自慰すること」の2つだけなんですね。
[voice icon=”https://pbs.twimg.com/profile_images/1047973226456866817/cGqbkorG_400x400.jpg” name=”マーくん” type=”l”]人と張り合うことをやめ、安らかな心を手に入れましょう。[/voice]
言葉④勝ち負けにこだわらない
「引き分けだね」
「私のほうが優れている!」
「私のほうが劣っている…」
この三種類の思考に支配されると、君は相手を言い負かしたくなり、言いがかりをつける。
たとえば、「あなたが途中で邪魔するから、仕事の手順が狂ったじゃない」といったぐあいに、論争をふっかけて、安っぽいプライドを守ろうとする。
そして、お互い気分が悪くなる。
「引き分け」「勝ち」「負け」など無視して、まったく気にしなくなるならば、生意気な態度も言い争いもぱったり消えて、平和が訪れる。
「引き分け」「勝ち」「負け」の3種類の思考に支配されると、争いが起こってしまいます。
そして、優越感・劣等感を生み、相手もしくは自分の気分が悪くなるという負のスパイラル。
争いのない、平和な環境の方が生きていて幸せですよね。
[voice icon=”https://pbs.twimg.com/profile_images/1047973226456866817/cGqbkorG_400x400.jpg” name=”マーくん” type=”l”]まずは、「引き分け」「勝ち」「負け」の3種類の思考を無視することから始めましょう。[/voice]
言葉⑤争わない
争うこと、競争すること、戦うこと。
そこにはハッピーな人などひとりたりともいやしない。
勝利者が得るのは相手からの恨み。
敗北者はストレスでぐったりする。
ゆえに心を鍛えた人は、勝敗を気にせず、生意気な優越感もなく、グジグジした劣等感もなく、悠々とハッピーに過ごす。
4つ目の言葉と似ていますが、やっぱり争うことは幸せを生みません。
「勝利者が得るのは相手からの恨み。敗北者はストレスでぐったりする。」
この言葉に争うことで起こる全てが表現されています。
[voice icon=”https://pbs.twimg.com/profile_images/1047973226456866817/cGqbkorG_400x400.jpg” name=”マーくん” type=”l”]心を鍛え、相手と比べない豊かな人間になりたいですね。[/voice]
「超訳 ブッダの言葉」感想まとめ
この記事では、僕の人生を変えてくれた本「超訳 ブッダの言葉」を紹介しました。
この本では、人生を変えるための「思考のヒント」を得ることができます。
紹介した5つの言葉にも、そのヒントは眠っていたと思います。
5つの言葉しか紹介できませんでしたが、まだまだたくさんの言葉があり、たくさんの「思考のヒント」を得ることができます。
そして、その「思考のヒント」をもとに、人生をより良い方向へと向かわすことができます。
「他人と比べて疲れてしまう人」はぜひ読んでみてください。
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